江戸落語・・・・・通説では寛政末期(1798年~1800年)、江戸浅草柳稲荷神社で三遊亭可楽が初めての寄席興行を催したのが、江戸の寄席での職業落語家の始まりとされ、可楽一門の有力者には初代圓生、初代馬生、初代正蔵、初代扇橋など一流の祖となる人がいたようだ。文政末(1829年)には125件の寄席を数えて、この時代に江戸落語が定着、安政期(1854年~60年)には400件近くの席に達したという。明治大正時代の寄席も100件を超して、興行上大いに活況を呈し、戦後になっての寄席は減少したものの「ラジオ中継」「テレビ放映」「ホール落語」「CD化」・・・の中で、聴くスタイルも変化して、落語が地位向上した昭和の時代であった。(山本進編・落語ハンドブック、落語の黄金時代から)
現在、都内には4席の落語定席のみですが、ホール・区民館・企業貸席・飲食店など『明日もどこかで誰かの落語会』落語ブームが続いています。人形町商店街「からくり櫓」【3】からは今日も落語が流れます。
中央区でもホール落語を中心に、どこもいっぱいで、談志さんが称している「江戸の風.」(志らく落語進化論)が吹いています。
聴きに行った落語会場のご紹介です。
- 三越日本橋本店【1】三越劇場「三越落語会他特別企画落語会」・・・・昭和28年4月スタート、当時のスタイルを崩さず、591回を迎えるとのこと。この5月26日2階席、豪華重厚感の内装の中で、舞台はトリの「さん喬」、〈死神〉でした"大喝采"
- 本町「江戸日本橋亭-永谷」(落語芸術協会定席、立川流日本橋亭、若手落語会)【2】
- 蠣殻町「日本橋公会堂(日本橋劇場)」 ●人形町「日本橋社会教育会館ホール」
- 銀座「博品館劇場」 ●銀座「銀座ブロッサム中央会館ホール」
- 築地本願寺【4】ブディストホール(本願寺落語会、こども寄席)・・・・5月17日の41回らく朝独演会【5】(医学博士なのに昨年真打)健康落語と椙森神社を舞台にした「宿屋の富」の口演でした。
1 日本橋三越本店・三越劇場
2 お江戸日本橋亭
3 人形町商店街「からくり櫓
4 築地本願寺 5 ブディストホール