At the Kabukiza Gallery, we are planning to hold a brief guidance show about how to enjoy Kabukiza Theatre.
知人に「簡単な歌舞伎の案内がないかしら?」と聞かれて歌舞伎座のHPを探していたところこの案内を見つけました。「これだ!」「どんな風に説明すればいいのか?」と早速のぞいてみることに。
JNTOの統計によれば、2015年の訪日外国人旅行者数は1,974万人に達するそうで2013年に初めて1,000万人を突破して1,036万人になったことを考えると「物凄い」といえる増加数です。リピーターの方たちも多く、マスコミ報道によれば「買い物」から「日本文化を味わう、体験する」に目的も変化しているとか。オリンピックを前に益々増加する外国人観光客に日本文化を楽しんでもらえるよう「能・狂言」といった伝統芸能でもITを活用しての新たなファン層を開拓しようとしている動きが報道されています。
「歌舞伎を「しる・みる・ふれる・やってみる」体験空間である歌舞伎座ギャラリー」の会場には30~40人程、30%くらいが外国人のようにみえます。(といっても私も英語でアンケート用紙を渡されました!)
外国人向けのギャラリー・レクチャーは初めての企画だそうです。最初に簡単な歌舞伎の歴史の話があり、その後はスタッフお二人のかけあいで舞台上の設備、揚幕・黒御簾・すっぽん・柝など実物を見せながらの説明。最後が本日の第3部を中心の説明です。歌舞伎の登場人物の名前は長いので説明も大変。舞台写真も見せていただき時間超過する熱心なお話で大満足。国立劇場の6.7月の「歌舞伎鑑賞教室」にも「外国人向け」の日にちが設定されました。こちらはもともと中高校生向けの企画なので「歌舞伎の見方」という解説付きのプログラムをその日は解説が英語という構成。最初の一歩を入りやすくすることで日本の伝統文化に興味を抱く外国人観光客を増やそうという試みに拍手です。
歌舞伎座ギャラリー 歌舞伎座タワー 5F 10:00~17:30
入場料 600円(当月の歌舞伎座観劇券で100円引き)