ヴィザ条件の緩和、円安などの影響で、沢山のお客様が日本に、東京に、中央区にいらっしゃっています。
外国からのお客様に対しては、親切に接しようと心がけています。
私の体験で良かったこと、困ったことをご披露します。
1)中国からの旅行者・・・
道を聞かれましたが、北京語でも台湾語でもない言葉で、道を尋ねられました。
北京語で、「不知道」と答えましたが、お客様は賢かったです。
スマホで撮影した写真を私に見せて、おそらく「この建物は、何処?」と言ったのでしょう。
私は、すぐに分かりました。
よく知っている、 サッポロ・ライオンの建物の写真を見せてくれからです。
無事、お店の前までお連れすることができました。
2)英語がしゃべれない外国の旅行者・・・ちょっと長いお話になります。 辛抱強く、おつきあい下さい。
熊本館へ行った帰り、少し小腹が減ったので、何か食べようと、レストランの前でメニューを見ていた時、
私より年配の女性が、ニコニコ顔で話しかけてきました。
彼女は、「サイコ、 グー」 と言いました。 私は、「サイコとは場所の名前ですか? グーって何のことですか?」と聞きましたが、英語は通じません。
昔、カリブ海の島で、ローカルの人たちが、「サイコ―! セイコー イズ サイコ―.」と言っていたのを思い出し、
サイコとは、セイコーのことですか? と質問し、グーは Gu(ジーユー)のことですか?と聞いたら、はっきりとは応えてくれません。
「では、そこへお連れしましょう」と、ご案内しました。
歩きながら、「あなたは、どこから来られましたか? フランス人ですか?」との質問に、米国と友好関係にある中東の国からの旅行者でした。
思った通り、グーは、ジーユーのことで、その向かいの店の前で、友人と18:20に待ち合わせているとの事でした。
到着時間は、18:23だったので、彼女の友人が現れるのを、しばらく一緒に待ちました。
15分ほど待っても、一向に現れません。 携帯電話に、連絡があるはずというので、着信記録は無し。 友人の電話番号は知ってるの?と尋ねたら、「登録していない!」との事。
<一人で待つから帰っても良いですよ。>という風な事を言ったので、「では、滞在しているホテルの名前は?」、と聞いたところ、「Ginza!」
銀座〇〇・・・とか、・・・〇〇銀座ホテルというのは、沢山あります。
どの方向かと聞きましたら、銀座八丁目の方向で、信号を三つほど行き、右折した所との事。
「それでは、あそこの交番で、その辺のホテルの名前を調べてくるから、ちょっと待っていて下さいね。」と言い、銀座4丁目交番へ。
交番では、銀座のホテルの名前が載っている地図を貼りだしていました。
銀座国際ホテルか銀座コムズ・インという名前をメモして、彼女の元へ帰り、二つの名前を言ったところ、「二つとも違う」との返事。
困ったなと思っていたら、「そうだわ。 ホテルのカードキーを持っていたの。」です。 ホテルは、銀座1丁目にある有名なホテルです。
「反対方向ですよ。 でも、よく知っている場所だから、ホテルまでお送りしますよ。」と言っても、不安顔でついてきました。
ホテルへの途中で、 「Tiffanyをみませんでしたか? では、この花屋さんは?」と聞くと、「あっ! この花屋は覚えているわ。」と言っても、メルサの角でも、不安そうです。 「あそこの向こうに、Hotel M という看板が見えますか? あれでは?」というと、「そうみたい」
そんな風に、ホテルまでお送りし、ホテルのドアの前では、硬い握手をしてくれました。
これを機に、<銀座の名所の写真をスマホに保存して、道案内に活かそう!>と思った次第です。