小伝馬町牢屋敷展示館は、日本橋小伝馬町5丁目にある十思スクエア(旧十思小学校)の入り口ホールに設けられています
開館日は、月曜日から土曜日(祝日・年末年始等を除く)で、開館時間は、9時から18時までです。
江戸時代、「伝馬町牢屋敷」は、現在の日本橋小伝馬町3~5丁目にありました
周囲に土手を築いて堀を巡らし、土塀に囲まれていたそうで、その牢屋敷の内部の模型を展示しているのが、「小伝馬町牢屋敷展示館」です
当時の牢屋敷は、刑務所ではなく、未決囚の収容所(現在の拘置所)で一時的に留置しておくためのものでした。
模型を見ると、取り調べをする穿鑿(せんさく)所や拷問蔵()もあり、当時の建物の造りがよくわかります。
十思スクエア別館の奥では、牢屋敷の上水井戸と上水木樋(じょうすいもくひ)を床面のガラス越しに見ることができます
公園の東側には、安政の大獄で処刑された吉田松陰の辞世の句碑、吉田松陰終焉の地の碑が建っています
弟子宛
「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」
家族宛
「親思ふ 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん」
(家族宛の句碑は山口県萩市の松陰神社境内にあります)
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