ムクゲ(木槿)が咲いています
ムクゲは、アオイ科フヨウ属の落葉樹で、庭木として広く植栽されています
写真は、入船橋の築地側のたもと、コンビニの前の植栽エリアと新大橋通りの植栽エリアです
花は短命で朝咲いたらその日の夕方にはしぼんでしまう一日花ですが、夏から秋に絶え間なく新しい花を次々と咲かせます
ここから「槿花一日の栄」「槿花一朝の夢」ということわざができ、「わずか一日のはかない栄え」の意に使われているのでしょう
つゆどきも真夏も似合う花で、斎藤茂吉は「あらたま」の中で、
「雨はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿(しろむくげ)のはな」
と詠んでいます
俳句では秋の季語です
松尾芭蕉は「野ざらし紀行」で、
「道のべの 木槿(もくげ)は馬に くはれけり」
と詠んでいます
また、暑い夏がやってきます