今、大注目の萩陶芸家「金子司」さんをご存知でしょうか。
萩焼といえば侘び寂び。派手の対極にあるもの。そんな中、ポップで可愛くちょっとの毒がある色彩の萩焼が登場。好事家の間で度々話題にあがってきたその萩焼こそが、金子司さんの作品なのです!その金子司さんの展示販売会が銀座三越で開催されました。
ガチャもあります
金子さんは山口県萩市出身で、現在も萩市にアトリエを構え活動しています。話題になることは多けれど、東京にいては実際に手にとって見ることはなかなかできません。銀座三越ではすでに終了していますが、日本橋三越では7月下旬から展示販売会が始まります!それに先駆けて、金子さんの作品をご紹介いたします。
まずは大人気のこちら、急須です。
中に茶漉し網があるのでそのまま茶葉を入れられます。そして、蓋は自由に組み合わせて買うことが出来ます。持ちやすくてどれも可愛いです。
続きまして、大皿類です。ぜひ拡大してご覧ください。一滴づつ絵の具を垂らして360度回転して作られた、大変凝ったものです。
そしてこちら!
ティーカップ&ソーサーのリトルサイズセットです。ミルクピッチャーとして作られたそうですが、お子様用にもできそう。お値段も手頃なので、フルセットで揃えて贈り物にしたら喜ばれそうです。
こちらはなんと万華鏡です。
今回の展示「鏡花水月」は、儚く幻のように美しいもの、手に取れない美しさ、説明できない奥深さなどを表す言葉ですが、そのメインテーマともなっているのが万華鏡です。この美しい万華鏡を覗くと見える世界は...ご覧になった方のお楽しみで!
上の画像を見て、光が透けているのが分かりますでしょうか。
今回展示販売されている作品の中で、新しい素材で作られた「ガラスのように透ける萩焼」のシリーズがあります。実際に見ると、なんとも不思議な感覚です。土が透けているような...。そして、こちらの素材を利用して作られたのが、↓
ランプシェードです。
小さなスタンド型からリビングにも対応できる大きな傘型まで、いくつか展示してあります。柔らかく目に優しい光です。
おしゃれなきのこ類もありますよ!
いかがでしたでしょうか。
色彩豊かで華やかなのに、萩焼特有の侘び寂び、凛とした雰囲気もあります。実物は派手な印象は全くないのです。
この色付け、柄の構成はもちろん筆ではできません。どうやっているのだろう...?と不思議に思われた方はぜひ会場で金子さんにお尋ねになってみて下さい。「な、なるほど...そうだったのか...!」となりますよ!
こちらは金子さんの萩アトリエ。とてもお洒落です。
私は以前、こちらで実演を拝見しました。とても面白く、自分でもやってみたい!と思える美しい作業でした。東京でもワークショップなどやってくださると嬉しいのですが...。
画像多めでお伝えした「鏡花水月 金子司 陶展」いかがでしたでしょうか。日常使いできる陶器ばかり、お値段も数千円から。日本橋三越では7月下旬からの開催です。東京ではなかなか御目にかかれない作品ですので、ご興味を持たれた方はぜひチェックしておいて下さいませ!