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2016 佃島盆踊り

[サム] 2016年7月19日 12:00

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DSC_0484SQLSG.jpg 毎年7月13日から15日の3日間、佃1丁目の「渡場通り」の広場中央に組まれた櫓の周りで開催される「佃島の盆踊り」。

佃地区に古くから伝わる海村郷土芸能のひとつである「佃島の盆踊り」の起源には、諸説あるようですが、江戸期浅草橋近くの横山町にあった浅草御坊(現在の築地本願寺)が明暦の大火後、築地に再建されるに当たり、門徒であった佃島の住民一統が埋立工事に尽力し、その完成の年の盂蘭盆会で、祖先の霊を祀る行事として始められたとの説が有力と伝えられています。

古くは日本橋や京橋一帯を踊り廻り、志を受け、築地本願寺に奉納してきたとされますが、市中廻りを禁じられた天保の改革以降は、佃島だけで行なう行事となり、今日まで伝承されてきたと聞きます。

昭和51年には、江戸の名残を留める貴重な都内の郷土芸能として、東京都の無形民俗文化財(民族芸能)に指定。

櫓から渡された薄明りの提灯のもと、哀調を帯びた口説き唄と単調なリズムの櫓太鼓に合わせ、踊り手は櫓の周りを行きつ戻りつを繰り返す趣深い踊りです。

今年もまた、音頭をとる、"佃島盆踊唄" の第一人者、飯田恒雄氏の味わいのある声色が響きます。

前半は子供たち、後半は大人たちが踊りの中心。

最終日には踊り手が各自の趣向を凝らした仮装姿での踊りが楽しめます。

踊りの輪に加わる外国人の姿も見られます。

 

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