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榮太樓總本鋪 ③ ~各商品とおもしろ話 その2~

[rosemary sea] 2016年7月 2日 09:00

DSC01156a.jpgDSC01155a.jpg『ギフト、そして自分も楽しむ』をイデアとして取材します、rosemary seaです。

 

榮太樓總本鋪さんの、前回書き足りなかった3商品についてご紹介します。

  

 

3.果汁飴のお話

 

平成25年にお目見え。ネピュレ株式会社さんとのコラボ商品。榮太樓飴シリーズの進化系です。

ネピュレ(nepuree)。素材である果実を「切らない」「すり潰さない」新加工技術。素材の細胞を傷つけないから素材のうまみ、栄養価、香りを損なうことなくピューレにできます。370度の過熱蒸気処理+遠心力。着色料や香料を使うことなく果汁本来の甘さ、香り、鮮やかな色そのままのフルーツキャンディができました。添加物には一切頼りません。

果汁飴は2012フードアクションニッポンアワード食品部門優秀賞を受賞しました。

  

 

4.甘名納糖(あまななっとう)のお話

 

 

eitaro 009a.jpg「甘納豆」の元祖はこちら。初代榮太樓が庶民向けの菓子として考案。

明治10年の「第1回内国勧業博覧会」で優等賞を受賞。

大正10年、昭和天皇が皇太子時代に欧州歴訪の際ご用命。

日本初の甘納豆、『甘名納糖』。榮太樓さんでも日本橋本店でしか販売されておりません。お江戸日本橋の袂で生まれたチャキチャキの江戸のお菓子です。

全て手作業で製造、機械は使いません。

※ 豆にもこだわりがあります。

と言っても選別を徹底しているだけではありません。

金時大角豆(きんときささげ)を最初から一貫して使い続けています。

この豆の特徴。それは表面が硬いこと。煮ても皮が破れず「腹切れしない=切腹(武士が忌み嫌う)しない=縁起が良い。」だからお赤飯にも使われる。小豆は皮が破れる。

それだけではありません。硬いということは蜜漬けの際、外側が甘くなっても芯まで甘くなり過ぎない。他の豆だと全体が甘くなってしまいます。これは良くない。

当時は武州埼玉の川越産を使用、近年は岡山産を仕入れています。今は高価な豆。

甘味をほどよく吸い込ませてます。

※ 甘名納糖、名前の由来。

浜名湖の名物「浜名納糖豆」になぞられ甘名納糖と命名。

実は初代の友人が初代に命名を進言、初代が決めました。

その後巷では大納言小豆(これも腹切れしないから『大納言』)、うずら豆、隠元豆等が原料として使われるようになり、甘納豆といわれる類似のお菓子が作られました。

榮太樓さんでは創製当時の姿を正しく守っています。

 

 

5.黒かりんとうのお話

DSC01194b.jpg

 

日本テレビ系列のドラマ「JIN-仁ー」で平成23年5月、このかりんとうが出ました。

放送当時、セブンイレブンさんとのコラボでJINのかりんとうとして発売したところ、爆発的な売り上げとなったそうです。急な引き合いに工場が悲鳴を上げたとか。

5年前のコラボ商品とはパッケージが違いますが、かりんとうの味は変わりません。

 

榮太樓總本鋪 日本橋本店

日本橋1-2-5

03-3271-7785

営業時間: 9:30~18:00(月~土)

定休日:日曜・祝日

榮太楼總本鋪さんのホームページはこちら

 ⇒ http:www.eitaro.com/