こんにちは、みのりです。
今回は、築地場外市場と波除稲荷神社に行ってきました。
毎年6月に行われる例大祭は終わりましたが、茅の輪くぐりが行われていてたくさん参拝する人たちがいました。
波除稲荷神社は、築地場外市場の海幸橋のそばにあり、
魚関係の商売繁盛と航海の安全を願う神様として信仰されています。
三年に一度が大祭ですが、例祭は6月10日前後の週末4日間にわたって行われます。
日本一の天井大獅子がくりだします。
万治年間(1658~1661)、波浪により築地一帯の埋め立て工事は困難を極めましたが、
海中から得た稲荷明神の像をたて祀ったところ、波浪がおさまり工事を進めることができたという故事から創立されたのが波除稲荷神社といわれています。
当神社の天水鉢と獅子頭(雄と雌の一対)は、ともに区民有形文化財に登録されています。
●天水鉢
尾張徳川家の蔵屋敷が築地にあり、米穀や尾張の特産品などが定期的に運び込まれていました。
天水鉢は積荷の陸揚げ作業に従事する人夫たちが尾張藩船の無事を祈願して天保九年(1838)に奉献したものです。
●獅子頭
木造で金色塗、嘉永元年(1848)3月、築地南本郷町(波除稲荷神社の東の方)の島屋藤次郎が発起人になって製作した。獅子毛と眼球はもと南小田原町一丁目(社の現在地)の獅子の付属品であったが、昭和二年(1927)、獅子頭とともに神社に奉納されました。
【参照】『中央区の文化財(四)有形民俗文化財―信仰―』(発行:中央区教育委員会)
『歩いてわかる中央区ものしり百科』(監修:中央区観光協会)