江戸時代には、旧暦の1月と7月の26日の夜に、
月の出るのを待って拝む行事を「二十六夜待」
といいました。
江戸の月待ちの名所として
最も賑わったのは高輪から品川にかけての海岸沿いで、
その海岸付近は屋台等が並び、観月用の屋形船も出て
多くの人で賑わっていたようです。
<二十六夜待> <永代橋佃しま>
<東都歳事記 4巻付録1巻>
その他にも九段坂、築地海手、
湯島天満宮、深川洲崎等が月見の名所でした。
<両国橋>
これから花火大会の季節。
夜空を見上げる機会が増えそうです。
上手に涼を取りたいですね。
◆国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/
インターネット公開(保護期間満了)のものを転載しています。
◆錦絵でたのしむ江戸の名所
http://www.ndl.go.jp/landmarks/