中央区区民部商工観光課が、主催した「外国人旅行者おもてなし接客講座」が、7月6日から5回あり、
そのうち第1回の「インバウンド 最新事情と異文化理解」、第2回目「すぐに使える接客英語~基本編~」と第4回目の英語「すぐに使える接客英語~ステップアップ編~」に参加してきました。 一般の企業、個人は5,000円ですが、中央区観光協会に加盟している企業、お店は半額の2,500円。
第1回の「インバウンド 最新事情と異文化理解」は、そのタイトルの通り、外国から来られる観光客の最新事情と異文化理解に加えて、爆買いで訪れる中国人など海外から来られるお客様を理解しようというものです。「外国人に対して、先入観と思い込みを排除しよう」、「おもてなし」、「接客」ということ。「接客」には、一歩前に出る積極販売が必要だということや、「異文化を知り、受け入れる」、外国の風俗習慣(タブー)、日本でお金を表現する親指と人差し指を丸くしたのは、国によって意味する物が全然違ってくる、などです。そして、いわゆる外国人、中国人は存在しない。個々人で、気質の違いがあり多様性があるということです。
第2回目の英語「すぐに使える接客英語~基本編~」では、「おもてなし」、「基本の英語」、「知・異文化」とは、
・ふだんのもてなしの心で、喜んで頂く、楽しんで頂く
・基本の英語で、積極的に声をかけ、相互交流を深める
ということを教わった後での、英語のロールプレイングでは、Mデパート銀座店の方との接客英語の基本を、英語で会話しました。
第4回目の英語「「すぐに使える接客英語~ステップアップ編~」では、300年以上の歴史を誇る和紙のお店の販売担当の方と役割分担で、為になる英語を学んできました。
「すぐに使える接客英語~ステップアップ編~」では、「日本橋での買い物がお勧めです」とか、「銀座でのショッピングがお勧めです」などのフレーズも習って、良いスキルアップになりました。
この講師をなさっていた方からは、英語を教わる前に、「基本的な接客は、こうあるべき!」ということを学びました。
美しい所作、流れるような立ち居振る舞いと接客の仕方です。その応対は、見事というか美事です。とても好感が持てました。
そんな素敵な講師が、少し常識が無いようなお客様に対しての応対も教えてくれました。 例題は、「店内で、赤ちゃんのおむつを替えるシーン」。
美しい笑顔を絶やさず、 眼力(メジカラ)で、<どうぞ!>と、トイレの方に誘導する仕草に、
今までの上品な柔らかい物腰から、強い意志を持って説き伏せる方法に、参加の皆様の共感と、笑いを頂いていました。
そういう意味で、大変勉強になった「外国人旅行者おもてなし接客講座」でした。 また、勉強に行きたいなと思っている、銀造です。
追記:江戸バスで、中央区役所へ向かう際には、私より少し年配の女将さん風の方も、接客講座に向かわれるのを拝見しました。 折角来られた外国人の方をもてなす、ビジネスチャンスなのですから、接客英語ぐらいはという、熱心さが感じられました。