『ギフト、そして自分も楽しむ』をモニュメントとして取材します、rosemary seaです。
前回に引き続きこぎん刺し木曜会株式会社 人形町教室にて、主宰のこぎん刺し作家・講師の髙木 裕子先生にインタビューです。
「入会金は5、000円、月謝は6、000円(ともに消費税別)で月2回、2時間づつのコースとなります。見学自由です。体験講座も随時受付しています。体験講座ははさみ、ものさし、筆記用具持参で2、500円(消費税別)です。」
「教室では3作まではオーソドックスな基本形で作っていただきます。それが終わったら作品は自由です。4作目からは作りたいものを作っていただいて構いません。タペストリー、バッグ、テーブルセンターなど、様々なオリジナルこぎん刺しグッズが作れます。・・・若いひとの発想や色彩感覚には驚かされることがあります。私自身、いくつになっても学ぶことがあります。実際私も伝統を守りつつ、東海道五十三次のような絵画的なものも作成しています。」
⑦ NHK文化センター 国際交流祭について
「今年で30回となりますが、すべて参加しています。ヨーロッパ諸国が多いですね。去年はハンガリーのブダペスト、今年は11月にベルギーのアントワープの予定です。」
「海外へ行ったときはほとんどの作品は持って帰りません。これと国内の展示会等で販売してしまう関係で、私の手許には私の作品はそれほどありません。現在このように生徒さんが増えてしまっていますと、自分で刺している暇がなかなかありません。」
⑧ 永 六輔さんとの出会いについて
「7月7日に亡くなられた永 六輔さんとの出会いは、NHKの生放送バラエティ番組『夢であいましょう』です。と言いましても、私はそのときの出演者ではありませんでした。私の弟がたまたま出ていましたので、『来ない?』と誘われ撮影を見学しました。そこに永さんですとか、作曲家の中村 八大さんがいらして、お知り合いになりました。永さんは地方によく行かれていましたので、こぎん刺しのこともご存じでした。それからのお付き合い、50年ほど前のことです。」
「申しましたとおり、私自身の作品の手持ちは少ないので、10年近く私の展示会ときには永さん所有の私の作品を借りて展示する、ということをしていました。これが『永 六輔コレクション』です(下の2枚の写真)。これは2年前の日本橋髙島屋さん(創作こぎん刺し作品展)でのもの。こちらの写真は亡くなる前に永さんから送ってこられた写真です(上の写真)。この半纏も私の作品です。永さんを偲ぶ某テレビ局の映像では、この半纏を着ないで膝に載せていました。」
⑨ 次回の日本橋髙島屋さんでの展示会について
「10月19日(水)から25日(火)まで、日本橋髙島屋さんにて『女の手仕事 こぎん刺し作品展』を開催の予定です。ぜひ遊びにいらしてください。」
⑩ ギフトについて
「展示会でもそうですが、この教室でも作品を販売しています。ここにもたまに覗きにいらっしゃるひとも。地方出身のひとが田舎へ帰るときにおみやげとして。お手頃のもので、バッグですとか小さなお財布のような小物が出ます。手前のお財布ですと、4、000円前後です(下の写真)。」
日本橋人形町2-4-9 人形町双葉ビル5階
03-3665-0002
こぎん刺し木曜会さんのホームページはこちら ⇒ http://www.koginsashi.jp