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八朔 江戸の街づくり

[あすなろ] 2016年8月 3日 16:00

八朔、8月1日。


 

 江戸は、天正18年(1590)8月1日、徳川家康が
拠点を構えてから、大都市へと発展を遂げること
になります。

 

 当時、江戸城のある台地の東側は広大な湿地でした。

天守台.jpg
<天守台 ※千代田区>

 

 家康は、江戸入り直後から街の造成に着手しました。
神田山を切り崩して日比谷入江を埋め立て、大名屋敷を
整備。さらには、東側の低湿地も埋め立て、市街地を造成。

 

 これが、現在の銀座や京橋あたりで、幕府はこれらの地に
駿河や大阪、伊勢などから商人や職人を移住させました。

 

 掘割の整備や日本橋を南北に横切る通町筋の町割によって
成立した町人地は、交通、経済、文化の中心地となって
発展していきます。

「熈代勝覧」絵巻.jpg

<「熈代勝覧」絵巻>

 

日本橋.jpg

<日本橋>

 

麒麟.jpg 銀座四丁目.jpg

<繁栄を表す「麒麟像」> <銀座>

 

 明治に入り江戸は名称を東京と改め、文明開花の波は
社会を変えていきました。

永代橋と屋形船.jpg

<永代橋と屋形船>

 

三百年の松.jpg

<三百年の松>

 

 そして、現在の中央区があります。

 

現代の流行の最先端と、400年の歴史の重みが、
ごく自然な形で溶け合っている。
そんなところにもこの街が人を惹きつける秘密が
あるのかもしれません。