この炎天下、暑さに負けず咲き続けてくれるのがサルスベリ(猿滑、百日紅)です
築地川公園周辺には、このサルスベリが何本も植えられており、今年も濃いピンク色や白い花を咲かせてくれています
ただ、昨年に比べて、木によっては花付きがあまりよくないものがあるように思います
このサルスベリ、漢字ではそのまま「猿滑」と書かれ、これは、表面がつるつるしていて猿が登ろうとしても滑ってしまうからの命名でしょう(実際には猿は滑ることなく登ってしまうらしいですが)。
また、「百日紅」は、花期が長く3カ月あまりも咲き続けることからの漢字名でしょうか
一方、この木には「くすぐりの木」、「こちょこちょの木」という別名があります
私も小さいころ、「こちょこちょの木」と聞いたことがあります。
「下の幹をくすぐると上の枝がゆれるから」だというのですが、昔試してみてゆれなかった記憶があります
真相はどうなのか、生物学的に説明されているのか、調べてないのでよくわかりません
いずれにせよ、サルスベリは夏を強くイメージされてくれる木です
夏の季語でもあります
寺焼けて 土塀の隅の 百日紅 正岡子規
百日紅 咲くや真昼の 閻魔堂 正岡子規
雨乞ひの しるしも見えず 百日紅 正岡子規