8月23日は暦の上では処暑。
二十四節気のひとつで、暑さがやみ、朝夕しだいに冷気が加わってくる候とされますが、まだまだ厳しい残暑が続きます。
そんななか、街なかの、オフィスや住宅の建物の谷間につくられた水と緑の空間は細やかながら、涼やかさと安らぎのひとときを演出してくれています。
佃リバーシティのマンション群の中庭の "池" に設えられた "ハナバスとスイレン鉢" もそのひとつ。
ハスはハス科の水生植物。根茎の肥厚部は蓮根と呼ばれ、食用とされますが、花が美しいので、古くからハナバスとして、花の色、大きさ等により多数の園芸品種が作出されています。
スイレンはスイレン科の水生植物で、朝開花し午後に閉じるのを、睡(ねむ)ると見立てて名付けられたと聞きます。その開閉時間は品種によってまちまちで、日本に自生するヒツジグサは未の刻(午後1~3時)に花を開き、夕方の5~6時に花を閉じるとされます。
何気ない日常情景に心が和みます。