『ギフト、そして自分も楽しむ』をバックボーンとして取材します、rosemary seaです。
特派員になる前から絶対取材したいと思っていた先、築地場外市場で美味しい玉子焼を販売する大定(だいさだ)さんにお邪魔しました。
石井課長にお世話になりました。
大定さんは大正13年に創業、今年で92年の歴を誇る老舗です。
大定さんの玉子焼は・・・
〇 千葉県産の「地養卵」という厳選された赤玉たまごを100%使用。
地養卵とは・・・ナラの木の樹液=木酢、弗化石、よもぎ、海草などの地養素を配合した餌で育てた鶏が生んだたまご。
漢方処方の特殊飼料のみを与えているのでふつうのたまごよりコレステロールが1割少なくアレルギーへの関与も少ないと云われています。新鮮で安全優良なたまごで作るので、玉子焼の味も大きく変わります。今から15年ほど前、烏骨鶏(うこっけい)や多くのブランドたまごから、玉子焼に合うたまごを社長が選んだという、最適のたまごです。『つきじ野』のネーミングもその頃。ただの玉子焼でない、他店との差別化のため、社長の考案です。
〇 さらに、すべて手焼。
熟練の職人さんが心を込めて信頼の玉子焼をつくっています。
千葉県の養鶏場から、衛生管理の行き届いた新鮮良質たまごを夜中に配送、午前4時に仕込み、5時頃から焼き始めます。
〇 だし汁、醤油、砂糖、塩でたまごと調合。ですが、調合の仕方、割合はシークレット。
〇 基本サイズが決められています。
例えば主力・定番商品の「つきじ野」の場合、基本サイズは正味560g、大きさは19×10×3.5(cm)。
では、主な商品ラインナップ。上から・・・
つきじ野。
お寿司屋さん向けでもあり、しっかりした感じ。他店のものより甘さ控えめ。
江戸だし焼。
ダシを多めにしてさらに甘さを抑えました。食感は柔らかめ。
京だし巻。
完璧にダシが違います。かつおを利かせた京風ダシ。食感もかなりの柔らかめです。
小粋なハニー。
砂糖不使用。国産はちみつとりんご酢だけを厳選使用しています。
ほのかな甘みが体に優しい玉子焼。
辛子明太子。
7月からの新商品。海外のかた、特に中国のかたに人気が高い商品。
客層はツアー客、外国人客が増えたとのこと。
「ノーフィッシュ」とおっしゃったり、携帯画面や説明文を提示されるかたも。
指示いただけたらだし巻(かつおだし使用)を除くおすすめとするそうです。
ロズマリエピソードを1つ。
昨年12月30日に来店。とても長い列ができていたので誘導の店員さんに『どのくらいかかりますか?』と聞くと『10分程度です』との回答。並んでみると本当に10分で購入できました。お店の方々の手際の良さに驚き、感激しました。・・・つきじ野を買いました。
賞味期間は5~6日。即召し上がる前提ならギフトも可ではないかと。
お知らせ。
9月15日の「わくわくツアー・築地場外市場コースその1」で私、ロズマリもご案内に加わりますが、大定さん、お伺い先です。
築地4-13-11 03-3541-6964
営業時間 4:00~14:30 (土曜のみ15:00まで)
日曜祝日休み 市場通りでうごいていますので市場が休みのときは休みとなります。
国立がん研究センター中央病院角の『市場橋』信号交差点から入り、場内入り口までの中ほど、左側です。
大定さんのホームページはこちら ⇒ http://www.daisada.jp/
(中央の小写真は創業当時の製造の様子です。当時は寿司玉焼を焼くだけでした。)