取材先でのあの衝撃的な事故死が報道された時からもう20年。その後何回か展覧会は開催されていますが、星野さんの写真により初めてアラスカの野生動物たちの姿やそこに生活している人々の暮らしを感じることが出来たのをあらためて思い出します。
おなじみになった微笑ましいホッキョクグマの親子やタテゴトアザラシの可愛い目、グリズリーやカリブー、ムースなど。そして宇宙の神秘を感じさせるオーロラ。
原住民の人たちの自然な表情を見ると改めてこの写真を撮影できるまでにどのくらいの時間がかかったのだろうかと考えさせられます。今回は代表作250点と長年使用されたカメラやカヤックなどの愛用品も合わせて展示されています。外の暑さをしばし忘れさせてくれる清涼剤のような展覧会です。
「星野道夫の旅」展 松屋銀座8階イベントスクエア10時~20時 最終日17時閉場
9月5日まで 入場料大人1000円