空を眺めると、天高くなってきたのを感じます。
さて、古代中国の陰陽説では、奇数は縁起の良い陽の数
とされ、「9」はもっとも大きい数で、それが重なる
9月9日は、とてもおめでたい日とされました。
重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、その昔は菊の花をお酒に
入れて飲み、不老長寿を願っていたそうです。
江戸時代の狂歌。
"君が代にすんでとくりの菊の酒くめば珍重陽てうれしき"
「酔う」と「陽」をひっかているんですね。
菊酒の作り方は色々とある様ですが、菊の花びらを浸した水で
仕込みをするというのが原点だそうです。
有名なのが「加賀の菊酒」ということで、
この時期のお酒を探しに日本橋へ。
主役の菊は、新暦に愛でたいと思います。
菊の花は、目の乾きや痛み、疲労への回復効果があるとも
言われています。スマホやパソコンで目を酷使しがちな
現代の必須アイテムとも言えますね。