台風が矢継ぎ早に日本列島を襲い、天候不順な日が続く中 私がガイドを務める日本橋を巡るイベントが9月17日に行れました。この日は予報に反し雲は在るものの晴天に恵まれ3時間があっという間に過ぎて行きました。イベントのハイライトは今年重要文化財に指定された"日本橋三越本店"。
知る人ぞ知る女性マネージャーの名ガイドは三越の歴史に始まり、パイプオルガンの演奏、吹抜の大ホールの景観、巨大アンモナイトの化石等々、他知らないことの連続に参加された方から印象深い一日になったと言って戴きました。皆さんも改めて重要文化財に指定された"日本橋三越本店"にお出かけなさったらいかがでしょうか。
注) 店内ツアーは毎月第二土曜日 11:30~ 14:30~ 2回 参加費 無料 ライオン口案内所
今回、私がご紹介するには、このイベントの昼食場所として利用させて戴いた"日本橋室町豊年萬福"さんです。
日本橋川に面した蔵つくりの店舗は、かってこの地にあった魚河岸の蔵群をモチーフにしたのでしょうか。入口から雰囲気がよく気分が高揚します。
私達は2階に上がり川沿いのテラス席でランチを頂きました。階段には擬宝珠が施してありました。さすがです。
川を行き交うクルージングの舟とあいまって日本橋ブランドをおおいに満喫しながらの食事となりました。
お店を知るには口コミ情報がよく活用されます。中央区は特派員のブログによる情報がさらに加わります。
昼食場所に決めた際、土曜日に20名の大人数をすんなりと受け入れてくれる食事処は何処にしたらよいかと悩んでいたところ、紹介を頂いたのが豊年萬福さんでした。 この日のイベントは食事後流れ解散。
私は日頃ブログ提供の劣等生を挽回すべくインタビューを試みました。インタビューは行燈風照明が印象深い一階席です。
そして、驚いたのです。 店長は、席につくなり「今日これから勉強会があるんです」と話をはじめました。
話を伺うと、月に1回 "豊年萬福塾"と銘打ち、テーマごとに講師を招いて30人で勉強会が開催されて今回で32回目とのこと。 さらに3ヶ月に1回不定期ではあるが朝7:30~ 1時間 なんと100人が集まり全国の旬の食材を使った食べ物を造りながらの勉強会も開催。こちらは12回実施、次回は年内を考えているとのことでした。
日本橋を拠点とする団体とともに活動されているそうです。
事前の下調べもなく、「人気のメニューはなんですか?」と伺う前に、お店の志を伺うこととなりました。
日本橋の幾つかの老舗の食材はもとより、全国の生産者の想いのこもった食材を使いながら和食を通して文化情報発信型飲食店を目指している豊年萬福さん
早朝7:30~通勤前の方々含め100人もの人が集うとは熱のこもった想いを感じられずにはいられません。店舗内では、自然発酵商品(醤油・味噌等)や日本橋の老舗商品を販売するコーナーもあります。
お店は11:30から開店しています。
五街道の起点・アジアハイウェーの起点である日本橋からこれからも多くのニュースが発信される一つになることを期待させてくれるお店でした。
店頭 ライトアップ
店扱い 「神茂」の はんぺん
2階テラス席 奥に日本橋・船着き場臨む