今年は9月15日が旧暦の8月15日に当たり所謂「中秋の名月」「十五夜」、10月13日が旧暦の9月13日に当たり「十三夜」でしたが、何れの日も東京地方は晴天に恵まれず、残念ながら、秋の風物詩、和の情趣に浸ることは叶いませんでした。
「十三夜」2日遅れの15日、一転して爽やかな青空が広がり、夕刻からライトアップされた佃公園の石川島灯台モニュメントの脇に、 "真ん丸の月" が輝いています。
十三夜は月齢としては、満月の一歩手前。
因みに今年は10月16日が満月。
何れにせよ今宵の月は、澄み渡った夜空に一段と美しく映えている印象です。
尚「秋の空は "澄み渡って" 見える」理由として、
① 空気中に含まれる水蒸気が多いと太陽光を乱反射して空が白っぽく見えがちなのに対し、秋の大陸からの移動性高気圧がもたらす空気は乾燥している為、空の青さが濃く澄んで見える傾向にあること
② 夏の間に草が生い茂り、砂埃が生じにくく、黄砂の飛来も少ないこと
等が挙げられています。