秋の銀座の風物詩として、すっかり有名になった「銀茶会」は、今年で開催15回目を迎えたそうです。 今年も、茶道五流派、煎茶道が一堂に会して、日本の伝統文化であるお茶の世界を教えて頂きました。
江戸千家薄茶席は、毎年人気で、お客様が長蛇の列をなしていました。
ちょっと合間に、新橋芸者のお姐さんと写真を撮って頂きました。
来年の『東をどり』も楽しみにしています。
そんなわけで、今年は遠州流の薄茶席に参加することとしました。お茶を点てるのも、お茶碗を運んで頂くのも、すべて男性です。
頂いたご挨拶には、遠州流の説明が記されていました。
『遠州流茶道は、江戸時代初期の大名、近江の国小室藩主・小堀遠州を流祖とする武家茶道です。 三代将軍徳川家光をはじめ、多くの諸大名、公家、僧侶たちの茶道指南役として活躍しました。「綺麗さび」と称された茶風は一世を風靡します。 「綺麗さび」は人々の生き方、立ち居振る舞いだけでなく、建築、工芸に到るまで表現し生活様式にも影響を与えたのです。現代に伝わる日本の美、江戸の美、道徳観は遠州の「綺麗さび」の影響を受けています・・・』 そういえば、現在の皇居東御苑のお庭は、小堀遠州が作庭したと習いました。 お茶を頂くときには、背筋がピン!と伸びました。
柴犬の秀吉君も、袴をはいて正装し、愛嬌を振舞いていました。
お菓子は、銀座凬月堂の「月の光」。大変結構なお点前でした。有難うございました。