『ギフト、そして自分も楽しむ』をガイドラインとして取材します、 rosemary sea です。
前回より季節も移り変わり、榮太樓總本鋪さんの商品揃えも変わったところもあります。
広報室 石倉室長にお世話になりました。
早速、日本橋本店さんの商品のご紹介です。
『西河岸』は江戸時代、日本橋南詰の西側の呼び名でした。
とても賑わったところです。
6月29日の榮太樓總本鋪②で、創業以来の金鍔(きんつば)のお話をしましたが、初代榮太樓がこのあたりで屋台で焼いていた金鍔、それとともに実は大福餅も売っていました。
やはりこれも魚河岸で働く若い衆に大評判。
江戸の頃から変わらぬ大きさとたっぷりの餡(あん)。
現在では草と赤と白、三種あります。
ちなみに昔は『東京市日本橋区西河岸町』という地名がありました。
日本橋川にかかる皆さんご存知の『日本橋』、その1つ上流にかかる『西河岸橋』。
それと八重洲1丁目の『日本橋西河岸地蔵教会』。
今、名が残るにはこのぐらいです。
左は黒豆大福。
榮太樓さんの豆大福の豆は黒豆。黒豆も一般的ですが、よく使われている赤豌豆(あかえんどう)ではありません。
職人さんが餅と餡に合う豆を追い求めた結果です。
技術を駆使して絶妙な硬さに煮方調整しています。
中央は栗づくし大福。
10月31日までの期間限定商品です。
ここで食リポ、T山さん3号、スイーツ王子です。
「見た目から秋を感じる栗色のお餅に、栗の粒の沢山詰まった餡が、名前の通りのお菓子でした。
甘さ控えめの栗きんとんのような、しっかりとした食感です。」
本山葵(ほんわさび)を原料としています。
静岡県産山葵を細かい目のおろし金でおろし、砂糖や焼味甚粉、大和芋とあわせて芯として、外側を求肥(ぎゅうひ)で巻いています。
色合い美しい逸品です。
謡曲・能の名曲「鸚鵡小町(おうむこまち)」の一節よりの命名です。
月見うさぎ。
美的にも秀逸なお饅頭です。
期間限定商品のなかでも特別な逸品。
お月見にちなんで月に遊ぶ2匹のうさぎをかたどっています。
白いうさぎは芋餡、紅のうさぎは半小豆餡入り。月はしぐれ菓子となっています。
十五夜にあわせて9月8日から15日まで販売しておりました。
次回は十三夜にあわせて10月8日から13日までの販売の予定です。
現在販売期間中ではございませんので、ここで画像はご紹介できません。
ご覧になりたいかたは榮太樓總本鋪さんのホームページを開いてください。
金鍔の栗バージョン。
こちらも10月31日までの期間限定商品です。
ここでも食リポ、F川さんです。お誕生日おめでとうございます。
「まるい黄金色の金鍔は中秋の名月のようです。
栗粒の食感が楽しく、秋を感じる一品です。
しっとりとやわらかな餡はやさしい甘さで、いくらでも食べられそうです。」
この続きは次回とさせていただきます。
日本橋1-2-5
03-3271-7785
営業時間 9:30~18:00 (月~土)
定休日 日曜・祝日
榮太樓總本鋪さんのホームページはこちら ⇒ http://www.eitaro.com