銀座2丁目の交差点は、4つのコーナーを、シャネル、ルイ・ヴィトン、ブルガリ、カルティエが固めるブランド交差点(プラチナコーナーと言うらしい)ですが、現在、カルティエのビルが建て替えを終え、10月1日に「Okura House」がグランドオープンしました
このカルティエのビル(施設名称:Okura House、大倉本館)には、建て替え前、中央通りに面した壁面に「電気灯柱記念碑」がはめ込まれていたのですが、建て替え後は、銀座マロニエ通りに面した壁面に、この記念碑がはめ込まれています
これは、明治15年(1882年)、宣伝用の2,000燭光(2,013カンデラ)の電気街灯「アーク灯」がこの場所に点火されたのを記念したもので、当時はまだガス灯やランプの明るさしか知らなかった人々が、そのあまりの明るさに驚き、毎夜この電気灯柱を見るために集まったそうです
文明開化の象徴として、「一にお天道さま、二にお月さま、三に銀座のアーク灯」とうたわれたとか
また、今回、この交差点に日本初のアーク灯が復元され、9月26日の夕方、点灯式が行われました。当時のアーク灯がいつまであったかは不明だそうですが、1956年に一度復元され、2012年に3代目の復元灯が老朽化で撤去されていたとのことです
下の地図、銀座2丁目交差点のところの、青い口が「電気灯柱記念碑」、赤い〇が復元された「アーク灯」の場所です