待機児童問題の解消に向けて保育所増設の必要性が求められて いますが、新たな保育所用地の確保は難しいために、 「公園の立体化計画」が進んでいるそうです。 その計画に白羽の矢が立ったのが、銀座の中央区立水谷橋公園で 保育所を建て、屋上部分を公園にするというものだそうです。 「全国でも初めてではないか」と言われています。 水谷橋公園はオフィス街にある約760平方メートルの公園で 目立った遊具はありませんが、樹木に囲まれたベンチで休憩 しているサラリーマンやお弁当を広げているOLをよく見ます。
計画では保育所は80人規模で、週末に区外から集まる買い物客 のため一時預かり所も併設するようです。 2017年度に着工し、2019年4月の開設を目指すそうです。
ちなみに中央区の待機児童は、263人で昨年の119人に比べて 144人増加。湾岸のタワーマンションを中心に30、40代夫婦 の共働き世帯の転入が増え、1歳児がいる区内の約1700世帯の うち、半数以上が保育園入園を希望しているそうです。 水谷橋公園の立体化(保育園開設)で待機児童問題が少しでも 解消し、成功事例になると良いですね。