8日(土曜日)の午後、雨を気にしながら第11回人形市で賑わう人形町から大伝馬町に足を運びました。
寳田恵比壽神社前のえびす通りには、今月19・20日に開かれる「べったら市」に向け、提灯の飾りつけなど準備が始まっていました。
ところで、中央区を代表する名産品の「べったら漬け」ですが、認知度は今一つのようで、今年8月の日経新聞「観光クイズ・間違いやすいご当地の味」では正答率が19.7%と最も低く、残念な結果となっていました。52%の方、特に若い方が「京都」と答えていたそうです。
でも、最近PPAPで話題の「ピコ太郎」が「べったら漬けが好き」とパフォーマンスしているのを発見。これを機に「べったら漬け」に興味を持つ方が増えるのではと期待しています。
さて、「べったら漬けとべったら市」の謂れや歴史については「中央区ものしり百科」に詳しく記載されていますが、「えびす講」について少しだけミニ知識をお伝えします。
目出度い魚の鯛を抱える恵比寿さまは、日本全国から神様が出雲に集まる神無月(旧暦10月)に出雲に赴かない「留守神」でした。
この恵比寿さまを祀り、さまざまなお供え物をして1年の無事を感謝し、商売繁盛、五穀豊穣、大漁などを祈願するのが「えびす講」で、全国的に10月、もしくは11月の20日頃に催されるそうです。
寶田恵比壽神社の「えびす講」が10月19・20日に開催される経緯はここにありました。
「べったら市」の準備に忙しいえびす通り界隈に、元気な掛け声が飛び交い、多くのお客様で賑わうのも間もなくです。楽しみですね。