築地のあかつき公園に、ドイツの医師で博物学者のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの銅像があります
長崎の出島で活躍したオランダ商館医のシーボルトの像が築地にあるのは、ここが江戸蘭学発祥の地であり、彼がその発展に貢献したとされているのと、シーボルトの娘いねが築地に産院を開業したことに由来しています
一方、現在、東京都江戸東京博物館(墨田区横網)で、特別展「よみがえれシーボルトの日本博物館」が開催されています
江戸東京博物館は、中央区の建物ではありませんが、中央区に関わりの深いシーボルトの企画展ということで、紹介させていただきます
開催期間は、9月13日(火)から11月6日(日)までです。
シーボルトは江戸時代、2度にわたって来日し、膨大な日本コレクションを形成しました。
この企画展では、シーボルト没後150年を記念し、彼が構想した「日本博物館」の再現を試みています
ミュンヘンから里帰りした約300点の作品により、この企画展が構成されています
とにかく、展示品の幅広さに驚きます
日本の伝統工芸品から当時の庶民の日用品まで、仏像、陶磁器、漆器、蒔絵、屏風、掛軸、竹細工、金物細工、着物、地図等々々
本展で、シーボルトが2度日本に来ていたということも初めて知りました
また、彼が医者で博物学者という以外に、日本の研究者で、自らのコレクションで日本を紹介する展覧会をヨーロッパで何度も開催していたことを知り、非常に勉強になりました
私が行ったのは10月10日(月)でしたが、この日が展示の前半最終日で、11日の休館日をはさんで、12日(水)からは、一部展示が替わるそうです
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