11月も中旬に入り、日に日に朝夕は冷え込みを覚える候、次第に樹々も色づき、見頃を迎えています。
今回取り上げたのは、区内で、明石町緑道、人形町通り(人形町交差点北側)とともに、モビジバフウ(別名アメリカフウ)が植栽されている、日本橋箱崎町のIBM箱崎ビル前の通り。
モミジバフウは、葉の形はモミジに似ていますが、北米・中南米原産とされるマンサク科フウ属の落葉高木。
樹皮は褐色を帯び、浅く縦裂。花期は4月頃。
端正な樹形で、緑~黄緑~黄~橙~赤と、多彩に紅葉することから、"七色の紅葉" とも譬えられます。
木々により色づきがひとつひとつ違い、1本の木のなかでも紅葉の度合に差があり、錦の織物のように、秋の装いを演出。
様々な色合いの変化をみせて、競い合うように陽光に輝き、彩りを添えています。
落葉後も枝に残る、長い柄ののついた「いが」様の果実も、ユニークです。