中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

ジャズの聞こえてくる写真展〔Art Gallery M84〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年11月28日 18:00

m84001.JPG

銀座四丁目、ウインド銀座ビル5階にある「Art Gallery M84」で、「William P.Gottlieb写真展『Jazz Spirit』」が開催されています

m84002.JPG

ギャラリーに足を踏み入れると、ジャズ演奏家たちのモノクロ写真に取り囲まれ、圧倒されます

m84003.JPG

ウィリアム・P・ゴットリーブは、ジャズ写真家としてのパイオニアだそうで、1930年代から1940年代ジャズの黄金時代に多くミュージシャンを撮影しました

m84004.JPG

当時の大判カメラで撮影した、希少価値の高いゼラチンシルバーオリジナルプリント作品約40点が展示されています

展示されている作品はすべてモノクロの作品ですが、そのは、漆黒と言うか烏の濡れ羽色と言うか、艶のある、深みのあるです何十年も前に焼かれたものとは到底思えません

さらに、モノクロ写真のすばらしさは、モノクロなのにまるで色が付いているかのような錯覚に陥らせてくれることです

m84005.JPG

ゴットリーブの写真には、音楽が写されている。・・・歌い、演奏する者達のそれぞれの表情を克明にとらえており、ミュージシャンの感情、ビューティーがつぶさに見る事が出来る。」(ニューヨーカー誌のコメント)

m84006.JPG

「私は、カメラジャズのサウンドを伝えたかった。が聞こえてくるような写真を、それも単にだけでなく、音の質感までも表現しようと努力した。」(ウィリアム・P・ゴットリーブの言)

m84007.JPG

ギャラリーでお聞きしたのですが、当時は、フイルムカメラもとても貴重なもので、写真を撮影する際には、1回ずつ交換するバブル・フラッシュを使って、一晩で2ショットあるいは3ショットしか撮影しなかった()とのこと。

デジカメの現代からは、想像もできないような撮影環境だったということですね

m84008.JPG

そういうお話を聞いて作品を観ると、スナップ写真のようにも見えていたものが、異様な緊迫感緊張感を持って迫ってくるようで、すごかったです

ジャズ写真にあまり関心の無い方でも、十分楽しんでいただける作品展だと思います

m84009.JPG

開催期間は、11月21日)から12月17日)までです。

時間は、10:30から18:30までで、最終日は17:00までになります。

日曜日は休館日です。

なお、ギャラリー内での写真撮影については、オーナーに特別にご了解をいただきました。ありがとうございました

Art Gallery M84のHPはこちら ⇒

http://artgallery-m84.com/?p=3396