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小津和紙 手漉き和紙づくり体験 取材

[銀造] 2016年11月 1日 09:00

 小津和紙さんで、まるごとミュージアム2016に協賛して実施された紙漉き体験を取材してきました。 通常の日でも、予約を受け付けての紙漉き体験が出来、外国人観光客に人気です。

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 こちらの体験工房では、手漉き和紙の製作体験・工程の実演を行っています。完成した和紙は当日お持ち帰り頂けます。銀造も10年ほど前に体験しました。

 最初に講師から、一通り丁寧な実演が示されます。

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 一度、和紙の原料を投入した水槽をかき回して、原料を均一化します。初めは、一回掬って、「ポンッ!」と、捨てます。この作業は、すだれに膜を張る為です。(このすだれ、日本製で目が詰まっている優れもの。なんと7、8万円もするそうです。) そして、たて、横、縦に各回20回振って、和紙の原料をすだれに取ります。

 その後は、すだれの上下をひっくり返して、右手を上にしてひっくり返し、板の上に置きます。この時、すだれの手前を下に押し付けて、しっかりと均一に平面になる様にします。

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 板の上に置いた、未だ湿っている和紙を少し乾かすのか。そして、熱くなったステンレス製の板の上に、刷毛を使って丁寧に伸ばします。10分もしないうちに出来上がりです。 (言うは易し、 行うは難し!)

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 体験前には、心配で硬い表情の皆さんも、出来上がった作品を手にして、小津和紙の透かし印をプレスして、大変お喜びでした。

 体験後は、3階の小津資料館で、小津和紙の歴史、日本橋との縁などを教えて頂けます。 手前にあるのは、和紙で作られた、和紙の原料のこうぞ、みつまた、雁皮などの草木類です。黄色いお花は、和紙を繋ぐ糊の役目をする「とろろあおい」(アオイ科)です。 お買い物の後には、どうぞ、お立ち寄りください。

 1階のレジでは、中央区主催の英語講座で隣席したお嬢さんが、丁寧に接客されていました。 売り場の女性は、外国からのお客様の、「この漢字(島)は、どういう意味なの?」という質問にも、「It means island.」と丁寧に応対されていました。

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小津和紙さんのHPは、こちらです。http://www.ozuwashi.net/