北から進んできたイチョウの黄葉前線も漸う東京に到達。
11月21日、東京管区気象台から気象庁生物季節観測情報のひとつ「イチョウ黄葉」が報じられました。
平年より1日遅く、昨年より9日早い由。
イチョウの黄葉日とは、標準木全体を眺めたとき、大部分の葉が黄色になった最初の日とされます。
東京に於ける標準木は、皇居の北東端の大手濠緑地(通称清麻呂公園)にある、関東大震災による火災から免れた所謂 "震災イチョウ" 。
浜町公園入口緑道のイチョウもすっかり色づき、見頃を迎えています。
葉は柔らかな陽射しを浴び、黄金色に映え、深まりゆく秋を体感できます。
東京のイチョウの黄葉は、年々遅れる傾向にあり、近年は50年前に比べるとおよそ半月以上も遅くなっているとも聞きます。
昔に比べ朝晩の冷え込みが弱まってきたことも原因のひとつと考えられているようです。