江戸の中頃、毎月末(晦日)に労をねぎらったり、健康長寿など
の願いを込め、「三十日蕎麦/晦日蕎麦/みそかそば」
を食べる習慣がありました。
そばを食べる晦日は、年末の大晦日だけになってしまいましたね。
閑話休題、都会の喧騒の中でふと落ちつける時間を求め、
ふらふらと。
純和風の落ち着いた店内。趣があります。
日本蕎麦三大系譜の藪、更科、砂場の一つ、室町砂場。
こちらの看板メニューは元祖「天ざる」「天もり」。
冷たいお蕎麦のざるやもりに、
かき揚げを入れた温かい汁をつけて頂くもの。
ここでは、更科粉で打つのどごしの良い「ざる」、
一番粉の香り高い「もり」となります。
「蕎麦前」も楽しめる心地よさ。
前酒を熱燗でいただき、蕎麦をつるつるっと。
日本の文化をご賞味ください。
◆室町砂場
東京都中央区日本橋室町4-1-13砂場ビル