27日の日曜日、築地に程近い明石町の隅田川河畔を歩きました。先日、東京にはまだ11月だというのに雪がぱらつき、一気に寒くなって参りました。
今日も寒空。寒いので、あの佃大橋で月島に渡り、山形の芋煮を食べて暖まろう、ということに。
今日は、月島のもんじゃストリートで「山形県東根市・河北町観光物産フェア」が開催されるその日。毎年恒例となってきました。美味しい芋煮が食べられる、楽しみにしているイベントです。
明石町から佃大橋を渡ります。ここから見える明石町河岸の晩秋。とても色鮮やかで綺麗でした。
橋を渡って月島の西仲通り商店街にたどり着きました。「もんじゃストリート」として有名な商店街です。
お~ぅ。やってるやってる。今は、りんごやラフランスの季節。
「りんご積みチャレンジ」。4個積み重ねて割引券をもらっちゃいました。
山形県の東根市は中央区の友好都市の町で、今年は友好都市となって25周年という記念すべき年だそうです。
6月頃はさくらんぼが実る季節で、とても魅力的になる町ですが、それだけでなく「おいしいもの」が一年中満ち溢れている、美味しいもの好きにはとてもたまらない町なのであります。
わぁ~~。山形名物の「玉こんにゃく」だぁ。
懐かしいです。私の両親は山形県出身なので、玉こんにゃくはおふくろが作ってくれた「懐かしの味」。なんだかとても「温まり」ました。
そして今日のお目当ての「芋煮」。
山形の芋煮は、「芋煮会」というイベントで河原などに大勢の人が集まって大きな鍋で作られます。
「サトイモ」を使う鍋料理なのですが、ただのサトイモ汁だと思ってはいけません。
醤油ベースの味つけでゴボウやキノコ、こんにゃくも入るのですが、肉は必ず牛肉が使われる、意外とゴージャスな郷土料理です。
家で作るとなかなかいい味が出なかったりするので、大きい鍋で作る芋煮はやっぱり美味しいです。
しかも今日の東根の芋煮は、東根特産の「麩(ふ)」入り。味がしみ出てとてもおいしく、「おかわり」してしまいました。
月島にお住まいの何人かの方が、自分の家の鍋を持ってきて慣れた感じで買われていたのがとても印象的でした。月島の方はもうこの美味しさをわかっていらっしゃいます。
東根の「六田地区」の麩が美味しいことは地元山形でも有名。東根の名産品となっています。
山形は豆菓子も美味しいところ。全国的には「でん六」さんが一番有名でしょうか。
これは「富貴(ふうき)まめ」という、青えんどう豆を柔らかく煮たお菓子。ほっくりとした食感がたまらない一品です。
ということで、何だかいっぱい買いすぎてしまいました。
来年は、酉年なんですねぇ。。
これは、東根の隣町の「河北(かほく)町」のブースで売られていた工芸品。河北町名産の「紅花」で手間をかけて染められた布を使った、色鮮やかで贅沢な作品です。
河北町は江戸時代に最上川の舟運で京や大坂に「紅花」を送り出した町。今は「紅花資料館」がこの町にあって、昨年6月には天皇皇后両陛下が東根でさくらんぼ狩りをされたあと、この紅花資料館にも立ち寄られたということです。
ということで、芋煮とか、玉こんにゃくとか、何となく月島の町に似合っているイベントでしたが、これからもこういう交流が続いてほしいと思いました。