晴海トリトンプラザ2F「i green ポケットプラザ 花・水・樹」の専属ガーデナーの案内で園内を散策する、毎月恒例のミニガーデンガイドツアー。
今月は12月1日開催されました。
朝潮運河沿いのスロープガーデン内のブルーベリー・ウッタードが赤く色鮮やかに色づいています。
落葉樹は冬の間は一斉に葉を落とし休眠に
入りますが、枝先には「冬芽」が膨らみ、来るべき春に備えています。
「花のテラス」のタムシバの、ふわふわした綿毛に覆われた冬芽(花芽)に温もりを感じます。
この時期目につく、赤い実を付ける植物の内、ヒイラギモチ(シナヒイラギ)はモチノキ科。クリスマス装飾用としてホーリーとしても流通していますが、本来のホーリーは近縁のセイヨウヒイラギ。尚日本在来のヒイラギはモクセイ科で別種。葉の形は似ていますが、実は黒紫色に熟します。
園内には、本来は2月頃開花期を迎えるマンサク、スノードロップや、5月頃開花期を迎えるキングサリが咲き始め、今年はちょっとした異変。
この他、小柄ながら凛とした印象を与える、白と薄紫の花弁の色対比をパンダに見立てたパンダスミレ、落葉後に赤いヒトデのような形の背中合わせの2輪の花を付けるマルバノキ、白色の萼と赤色の花の対比を源氏と平家に見立てたクレロデンドロン(源平カズラ)等々が楽しめます。
左から、ヒイラギモチ、マンリョウ、センリョウ、ミヤマシキミ、マルバノキ
左から、マンサク、キングサリ、スノードロップ、パンダスミレ、クレロデンドロン