2016年12月で開業58周年を迎える「東京タワー」(正式名称は日本電波塔)。
東京スカイツリーが注目を集める現在も、東京のランドマークとして健在です。
現在、ライトアップには、180個のライトで躯体を照らす、定番の「ランドマークライト」(冬はオレンジ、夏は白)と、7色の「ダイヤモンドヴェール」、イベントやプロモーションで色を変えたり、メッセージを表示させたりする「特別ライトアップ」の3種類があります。
30周年を迎えた際に、照明デザイナーの石井幹子氏が手掛けた「ランドマークライト」。それまでも電球で鉄骨の輪郭を縁取る「イルミネーション」は行なっていたものの、「ランドマークライト」は躯体自体を照らして浮かび上がらせたもので、蝋燭の火のように、揺らめくような柔らかさがあります。
50周年にスタートした「ダイヤモンドヴェール」は、(女性にも譬えられるその形状に因み)"50歳の女性にダイヤモンドを贈る" 気持ちで、同氏がデザインしたものと聞きます。
因みに大展望台に映し出される年号やマークなどは、窓の内側に光のパネルを嵌め込むというアナログな手法で表示させているとの由。
今晩は、基本的に、土曜日 20:00~22:00の2時間限定で点灯される、「ダイヤモンドヴェール」が見られる日。
総ライト数は276。17段ある光の階層それぞれが、七色に変化する機能をもち、色ごとに、愛・地球・平和・自然・夢などのメッセージが込められているとのことです。
勝どきの隅田川テラスから築地市場越しに、遠目にもくっきりと色鮮やかな「ダイヤモンドヴェール」が夜空に輝いています。
尚この日は、日没~19:30 22:00~明け方迄は「ランドマークライト(冬バージョン)」、19:30~20:00は「クリスマス・ライトダウンストーリー」が点灯予定です。