年末の風物詩と言えば、千葉県船橋市にある中山競馬場で行われる重賞競走(GIレース)の「有馬記念」ですが、この馬券(勝馬投票券)を中央区で買えるのが、「ウインズ銀座」です
ウインズ銀座は、銀座2丁目にある日本中央競馬会 (JRA) の場外勝馬投票券発売所 (WINS)です
中央通りに面した銀座松屋に向かって左側の通り、銀座マロニエ通りを入ってすぐのところにあります
地上6階・地下1階の建物で、平成2年に建設され、設計は建築家黒川紀章氏です
「有馬記念」の名前の由来は、「暮れの中山競馬場で日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案した、当時の日本中央競馬会理事長、有馬頼寧(ありまよりやす)氏に因むそうですが、それにより、当時としては他に類を見ないファン投票で出走馬を選出する方式が採用され、昭和31年の創設以来(創設時は、競走名「中山グランプリ」、昭和32年から「有馬記念」)、今ではすっかり年末の風物詩として定着しました
ちなみに、この有馬頼寧氏ですが、政治家として農林大臣も務められ、プロ野球オーナー、日本中央競馬会第2代理事長も歴任された方で、旧筑後国久留米藩主、有馬家の第15代当主でもあります
久留米藩有馬家と言えば、日本橋蛎殻町にある水天宮は、文政元年(1818年)に、9代藩主の有馬頼徳が、三田の久留米藩江戸上屋敷に分霊を勧請したことに始まります
ということで、ウインズ銀座 ⇔ 有馬記念 ⇔ 水天宮の関わり合いを噛みしめながら、年末の風物詩、12月25日(日)の「有馬記念」を楽しみましょう
追記;日本橋蛎殻町2丁目にある区立有馬小学校の校名も、この久留米藩有馬家に因むものです
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