カフェパウリスタは、1911年12月に交詢社前に開店された「銀ブラ」の語源となったコーヒー専門店です。 ブラジルでは、リオデジャネイロ生まれの人を、「リオっ子という意味で、カリオカ」と呼ぶ様に、「サンパウロ生まれの人を、パウリスタ」と呼びます。カフェパウリスタは、サンパウロのコーヒー喫茶店という意味ですね。大正時代に新しい文化として、沢山の人達がコーヒーという新しい飲み物を求めて訪れたそうです。
そして、文士や三田の学生たちの間で、カフェパウリスタのブラジル生まれのコーヒーを飲みに行くことを、「銀ブラ」と呼ぶ様になり、いつしか、「銀座をぶるぶら散歩する」という様に変化しました。
以前にもご紹介しましたが、こちらでは「銀ブラ証明書」を発行してくれます。これは、銀座のカフェパウリスタでブラジルコーヒーを飲んだという証明書ですが、証明書を開くと証明印を押して、印が10個押されれば、コーヒー1杯無料となります。
私は、何冊貰っても紛失したので、ガイドのネーム・ホルダーに入れて、持ち歩く様にしています。
さて、カフェパウリスタの1階では、コーヒー農園で働く農夫を描いたエッチングの銅盤(コロンビア製)が飾られていることは、皆様ご存じのことと思います。 2階では、ブラジル在住日系人画家の絵画を中心に、多様な作品が展示されています。「カフェパウリスタ銀座店のご案内」のリーフレットを頂いて、絵画鑑賞もお楽しみ下さい。
それでは、皆様楽しいクリスマスシーズンと明るい良い新年をお迎え下さい。 銀造
Feliz Natal e Prospero Ano Novo