1月11日は鏡開き。
日本橋榮太樓總本鋪に於いて、14:00より、新春恒例、先着500名に「餅入り汁粉」が振る舞われました。
店頭では、東京都指定無形民俗文化財「江戸太神楽」(400年の歴史を持つと伝えられる、獅子舞と曲芸を中心とした大衆芸能)の囃子の音が流れ、新春ムードを盛り上げています。
鏡開きとは、正月飾りとして神棚や床の間にお供えしていた鏡餅を下げて、神仏に感謝し、無病息災を祈念し、雑煮か汁粉にして食する年中行事。
戦国時代以降、武家では正月、甲冑の前に供えた餅を「具足餅(鎧餅)」(飾り)といい、江戸では町人がこれを真似、商家では甲冑がない為、あれこれ縁起物を具足に模して飾り付けたとされます。
店内正面奥には、昨日まで、この形を踏襲した、立派な「江戸お供え餅<具足飾り>」が飾られていました。
脈々と受け継がれる老舗の歴史の重みを感じる一コマです。