初春歌舞伎は東京では今年4座で上演中とあって1月は何とも忙しい。今日で漸く3座目。歌舞伎座にやってきました。場内は新年にふさわしく華やかなこと。お正月気分が一番味わえるのは劇場かもとあらためて認識しました。昼の部は「大政奉還150年」(早いと思うかまだと思うか)と銘打った「将軍江戸を去る」を3代同時襲名が発表され、来年十代目幸四郎を襲名する染五郎さんが慶喜、愛之助さんが山岡鉄太郎を演じます。2幕目は「藤娘・座頭・船頭・鷹匠・大津絵の鬼の五役を愛之助さんが早替わりで演じる「大津絵道成寺」で染五郎さんが矢の根の五郎になる押し戻しつき。最後が吉右衛門さんと歌六さんの「沼津」、初春に嬉しい贅沢な演目です。いつもは幕間にデパ地下ご用達のお弁当なのですが、今日は友人と2回の「鳳」で豪華に「新春ごちそう膳」(4000円込)をいただきました。くずきりデザート付きです。
残念なことにおしゃべりに夢中になり、頂き終わらない内に「開幕5分前」の知らせが。・・・次回はゆっくりいただきます。奈良から観劇に上京した友人はこの日夜の部も見て、2日目が演舞場昼夜、3日目に国立と浅草公会堂と強行軍。お疲れ様。
夜の部は幸四郎さんと玉三郎さんの「井伊大老」5世中村富十郎7回忌追善狂言を息子の鷹之資くんが踊る「越後獅子」玉三郎さんの「傾城」染五郎さんの「松浦の太鼓」です。
26日千穐楽 お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10~18時)へ