12月31日深夜の築地波除稲荷神社。
提灯に灯がともり、本殿前には、清浄の祓いの神具、茅を束ねて輪にした「茅輪(ちのわ)」が設えられています。
11:30より執り行なわれるその年最後の祭典「年越ノ大祓式」終了より元旦0:00まで境内への立ち入りは禁止。
年が明け、元旦0:00になると、鳥居前に並ん
だ大勢の初詣客は、太鼓の音と神社よりの年明けの放送を合図に境内に入り、先着1000名に配られる、手作りの縁起物「干支の守り札」を受け取り、茅輪をくぐって参拝。
一般・団体昇殿参拝者、その年厄年を迎える特別厄除祈願者などは、本殿で祈祷を受け、厄除天井大獅子に願いを書いた「願い串(祈願串)」を納め、揃って礼拝し、清々しい鈴の祓いを受けた後、同神社の御神饌田のコメで造られた「波除」という御神酒をいただきます。
厳かな新春の一コマです。