日本橋三越本店の新館7階ギャラリーで、「没後20年記念 藤沢周平展」が開催されています
今年1月に没後20年を迎える作家・藤沢周平氏の生涯を振り返る回顧展です
開催期間は、1月2日(月・振休)から16日(月)までです。
1月2日の午前中に伺いましたが、既にたくさんの藤沢ファンが来場されていました
会場では、藤沢氏の故郷・鶴岡への思いや創作の背景が紹介され、氏が愛用した万年筆などの遺品や、原稿、創作メモなどが展示されています
創作メモでの登場人物の設定や舞台となる町の地図への書き込みなどに、氏の作品への思い入れや情熱が感じられ、それらが藤沢作品の魅力になっていることを実感しました
氏の発表した小説は数多いのですが、それらが武家もの、市井もの、歴史伝記ものに分けて紹介されており、非常にわかりやすかったです
「蟬しぐれ」の新聞連載時の挿絵や装丁画、殺陣を描いた墨絵、江戸の町模型なども展示されています
また、時代劇専門チャンネルがドラマ化した藤沢氏の時代小説4作品の映像が流されていました。放映時間は、約10分間です
4作品は、仲代達矢主演「果し合い」、檀れい主演「遅いしあわせ」、中村梅雀主演「冬の日」、北大路欣也主演「三屋清左衛門残日録」です
会場では、藤沢作品に登場する舞台が地図上に示されていて、私はほぼ江東区、墨田区だろうと思っていたのですが、「用心棒日月抄」や「よろずや平四郎活人剣」など、日本橋や新川地区が結構舞台となっており(何をボーッと読んでいたのだろう)、うれしい驚きでした
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