東日本橋2丁目にある薬研堀不動院は、真言宗智山派大本山川崎大師平間寺の東京別院です
こちらは、年末の「納めの歳の市」が有名ですが、年が明けてのお正月も初詣客でにぎわいます
年末から年始にかけて、たくさんの提灯が掲げられていますが、他のお寺と違うのは、講談師(講釈師)の方々の、「一龍齋・・」「宝井・・」「神田・・」「田辺・・」とお馴染みの名前がずらりと並んでいること
境内には、「講談発祥記念之碑」があります
由来の説明文には、元禄の頃、赤松清左衛門が浅草見附辺の町辻で太平記を講じて、江戸講釈の発祥となったこと、これが後に「太平記講釈場」に発展して長く庶民に親しまれ、安政年間に、「太平記場起原之碑」が建てられたこと、この碑はその後, 当不動院境内に移されて大正12年の関東大震災まで名物となっていたことが記されています
また、当不動院と講談協会との因縁によって、真言宗宗祖弘法大師一千百五十年御遠忌を記念して、ここに新たに碑を建てたとのことです
当不動院では、毎月講談の会が開催されますし、「中央区まるごとミュージアム」などでも特別企画の講談会が開催されます
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