年の初めは、私のお気に入り「熈代勝覧」の紹介から。
東京メトロ「三越前」駅の地下コンコースにある複製絵巻「熈代勝覧」。
COREDO室町で映画を観たあと、三越本店で買い物をするとき、私はいつも「熈代勝覧」に立ち寄ります。
全長約17m(原画の1.4倍)の絵巻に1671人の人々、動物たち(犬20匹、馬13頭、牛4頭、猿1匹、鷹2羽など)が描かれているので、どこを見ても210年前の日本橋界隈に引き込まれ、時を忘れて見入ってしまいます。
「熈代勝覧」の詳細は「中央区ものしり百科」などにお任せして、今回はこの「熈代勝覧」が11年ぶりに3回目の里帰りをする、という情報を得たので早速探ってみました。
帰ってくる場所は残念ながら、お隣江東区の江戸東京博物館。
具体的な情報を得るため、直接電話をして伺ってみると、
・2月18日(土)~4月9日(日)開催の特別展
「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」の
都市生活のパートで、北京市内の様子を描いた
「万寿盛典」と並べて展示するため、
11年ぶりにドイツから同館へ里帰りする。
・但し、期間中のいつ(何日間)展示されるかは
今日現在未定。
とのことでした。
「熈代勝覧」とは「熈(かがや)ける御代の勝(すぐ)れたる大江戸の景観」の意だとか。里帰りする「勝れたる景観」に会える日が今からとても楽しみです。