『「カメラに何げなくピースのサインをするだけで、指紋が出回ってしまう」。指紋の盗撮防止技術を開発した国立情報学研究所の越前功教授は、こう警鐘を鳴らす。
顔と手を一緒に撮影した写真をネットに掲示すると、個人と指紋を特定される恐れがある。
(中略)
国立情報学研究所の実験では3メートルの距離で撮影した画像でも読み取れることが判明しており、「自撮り」のピース写真をネットに掲示すると、簡単に盗まれてしまう・・・』(産経ニュース)
すごい時代になってしまったなあと驚きつつ、そういえば、そもそも指紋が個人を特定するために利用できるという研究は、中央区が発祥だったことを思い出しました
明石町に、「指紋研究発祥の地」の記念碑があります
ここは、もと外国人居留地で、宣教師であり医師でもあった英国人ヘンリー・フォールズが居住していた跡地です。明治7年(1874年)から明治19年(1886年)まで居住したとのことです
フォールズは、日本における指印の習慣に興味を持ち、指紋によって個人の識別ができることを発表して、多くの関心を集めました
彼は、指紋を、弓状紋・蹄状紋・渦状紋など5つの基本パターンに分類し、後に犯罪捜査に利用されることになったそうです
今後、この報道をきっかけとして、ピースサインではない写真撮影のポーズがでてくるのでしょうか