浜離宮恩賜庭園の早咲きの梅にメジロが訪れ、吸蜜中です。
早春に相応しい情景。
メジロはスズメ目メジロ科に属し、スズメよりやや小さく、留鳥あるいは漂鳥とされます。
頭部から腰は黄緑色、喉から胸は黄色、胸から脇腹は淡褐色。
目の周りの白いアイリングが特徴で、名前の由来ともなり、愛くるしい印象です。
メジロは他の小鳥同様、春夏は虫を、秋冬は果実を採食しますが、花蜜も好物で、筆状になった舌先で絡めた蜜を口に運ぶとされています。
同じく春を告げる鶯に比べ、警戒心は緩いとされ、里山や市街地でも庭木や街路樹などの花木を巡り、チィーチィーという地鳴きを鳴き交わす様子を見かける機会も多く、昔から人々に親しまれてきました。
メジロの特徴的な行動のひとつに、樹上に押し合うように並んで止まる習性があり、「多くのものが隙間なく並ぶこと」「物事が集中してあること」の喩え「目白押し」の語源となったと聞きます。