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【襲名披露と初舞台】新橋演舞場「壽新春大歌舞伎」

[お染] 2017年1月31日 12:00

先日、職場の方が歌舞伎観劇に行ったそうで「二代目市川右近ちゃんがすごくかわいくて、6歳なのにとても立派だった」と話してくれました。

   
市川海老蔵さんのブログ大谷廣松さんのツイッターで、楽屋の様子もちらちらと紹介されているのを拝見して、私は一撃でとりこになってしまいました。

    

    
そんな経緯で、これまでずっと「歌舞伎は観るにもルールがありそうだし、お話も難しくてわからないだろうなぁ」と思っていたのですが、かわいらしくて聡明な右近ちゃんの初舞台を見たい一心で、とにかくチケットを取って「壽新春大歌舞伎」に行ってきました!

(参考リンク→ http://www.kabuki-bito.jp/news/3712

    

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千穐楽まで間がなかったのでチケットがほとんどなくて、歌舞伎初観劇で桟敷席になってしまいました。でも、一等席と2000円しか違いがないのに、足がのばせてお茶がついてて机がある、しかも役者さんの表情はもちろん汗すらみえる!ので最高でした

    

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なんたる贅沢...

    

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襲名披露弁当。お祝いのお赤飯と、タケル君が好きなからあげが入っています。

(私もからあげ大好きですー!)

    

    

歌舞伎は全く初心者ですので、こちらのイヤホンガイドは心強いアイテムでした。
役者さんのお名前やあらすじだけでなく、小道具のことや歴史の背景など、いいタイミングで教えてくれます。

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劇場で借りれます。

   

   
演目は「雙生隅田川」というお話。
最終的にはめでたしになるのですが、途中感動のあまり3回くらい泣きました(^^;)

   

悪者に陥れられたとも知らず、大事な掛け軸を損じてしまったと思ったまま、人買いに売られて母にも会えなかった梅若丸...
大切な目標まであともう一息だったのに、最も望まないことを自らやってしまった惣太の激しい後悔...
息子を探し求めさまよった先で、梅若丸の幻を抱こうとしてもするりとその姿が消えてしまう、班女御前の悲しみ...

     

悲しいシーンや残酷なくだりも美しく表現されていて、なんだか余計に悲しかったです

     

     

古いお話であっても、人の心は変わらないんですね。深いところに響きました。
役者さんの熱演や日々の鍛錬に裏打ちされた何かが、観ている人の心を動かすのかなと。

伝統の枠組みを守りつつ高めていくのはすごいことなんだなと素人ながらに感じました。

    

     

テレビで拝見するような有名な役者さんだけでなく、脇をを固める方々も素晴らしかったです

悪者の景逸には本当に腹を立ててしまいました(^^ゞ 「これはお話だ」とわかっているのに...

        

     

そして、やはり二代目市川右近ちゃん。
6歳にして早替りと宙乗りをこなし、難しい言い回しも大きな声で、天才です

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班女御前役の猿之助さんが9歳の時に同じ役をなさったとのことで、その猿之助さんと右近ちゃんとお父様の右團次さんの宙乗りは、歴史や父子の絆を感じる素晴らしい3ショットだなと思いました。今後の活躍に目が離せません。

    

     

歌舞伎初めてで、しかも一人で行ったので(笑)、やや緊張したのですが、

劇場の方も親切で困ることはありませんし、お隣のお席の方が楽しむコツを教えてくださったり、存分に楽しむことができました (`・ω・)!

   

    
観劇に際して3000円ほどで託児ができる日もあるようです。

詳細はこちら→ http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/nursery/

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2月は歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」で中村勘九郎さんの息子さんが初舞台とのことですので、こちらも楽しみですね。
数日前までの私のように「興味はあるけどよくわからなくて行けない」のであれば、とにかく行ってみることをお勧めします!

    

    

◆歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」
http://www.kabuki-bito.jp/

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