華麗な装飾的な屏風絵や神秘的で魅力的な猫の作品でよく知られている「加山又造展」が始まっています。
会場のプロフィールを見て「2003年文化勲章受章。同年死去」とありもう亡くなってそんなになるのかとあらためて驚きました。今回は日本画家としてデビューした50~60年代の動物をモチーフにした実験的な作品から琳派的な「伝統の発見」、新しい感覚の裸婦が評判だった時代の「生命賛歌」、「伝統への回帰」と作家の多彩な世界が俯瞰できる構成になっています。オリジナルデザインの着物や陶芸作品もあり、「革新性と装飾性の偉人」というパンフレットのキャッチが納得できます。横浜、大阪、京都高島屋へ巡回します。
加山又造展 日本橋高島屋 8階ホール 10時30分から19時まで 最終日は17時30分まで
入場料 一般800円
3月6日月まで