「わたし児童遊園」(月島3)のハクモクレンが開花。
華やかなソメイヨシノの開花の前に、柔らかな陽光を浴び、純白の花を枝いっぱいに咲かせ、春先の季節感を醸し出しています。
ハクモクレンは中国原産のモクレン科モクレン属の落葉高木で、古く日本に渡来し、庭木として広まり、園芸品種や交雑種も種々作出されていると聞きます。
"モクレン" の名でも知られますが、本来 "モクレン" は赤紫色の花を咲かせる "シ(紫)モクレン" を指します。
冬芽は銀色の繊毛で覆われ、蕾は、太陽が当たる南側が膨らみ、先端が北を向くことから、コンパスフワワーの異名もあります。
春先に、葉に先立って、大型・倒卵形で肉厚の、上向きで、閉じ加減の花を咲かせます。
3枚の萼と6枚の花弁は同形同色で、全部で9枚の花弁のように見えます。
花期は短いものの、枝いっぱいに白い花を付け、たくさんの小鳥が枝にとまっているように見える花姿は独特で、見応えがあります。
風が上品な香りを運び、心を和ませてくれます。