「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」などで知られる漫画家水木しげるは2015年に亡くなりました。朝ドラでその波乱万丈の人生についてはよく知られていますが、この展覧会では「少年期の習作や紙芝居、貸本漫画、少年誌連載時の漫画原画や資料など卓抜した画力とメッセージ性がうかがえる作品を一堂に展観。世界を旅して集めた妖怪コレクションで水木さんの人生の軌跡を辿ります」(展覧会パンフより)
まず凄いのは小学生の時の油絵の静物。「やはり努力すれば巧くなるというものではないのね。」と感じさせられます。地元の新聞に「天才少年画家現る」と特集記事が出たのもわかります。私は「鬼太郎」も「悪魔くん」も好きだったのでとても懐かしく見て回りました。
「電燈のせいで暗闇が減って妖怪たちがするところがなくなってしまった」と嘆いていたといわれる水木さん、あちらの世界で妖怪たちと楽しく過ごしているのでしょうか?会場を出ても「ゲッゲ ゲゲゲのゲ・・・」という主題歌が鳴り響いています。
「ゲゲゲの人生」展 3月20日まで 松屋銀座8階イベントスクエア
10時から20時(最終日は17時まで)入場料一般1000円