『ギフト、そして自分も楽しむ』をポリシーとして取材します、 rosemary sea です。
三越さん独自の味覚と感性で厳選した、お菓子のセレクト・ショップです。
日本橋三越本店の本館地下1階のお店にお伺いしました。
三越日本橋本店 菓遊庵 ショップリーダーの伊勢本(いせもと)様にお世話になりました。
菓遊庵さんは日本各地の老舗・銘店の逸品、季節の味わい、愛され続ける地元の味など、バラエティーに富んだ自信のお菓子を取り揃えていらっしゃいます。
だから名店ではなく銘店、「銘店の銘菓」として並べられています。
しかもなぜ美味しいの?という質問にも答えられる物語を持ったお菓子だけをセレクトされているそうです。
そして、いつでも味わえる「定番のお菓子」と、季節に合わせた「今月のお菓子」という2つのスタイルも。
お買い求めはセルフサービス形式。好みのお菓子を自由に、お好きな分だけかごに入れることができます。
かごは2種類、お皿サイズとバスケットサイズ。思いっきり買い込むことも可能です。
ここから伊勢本ショップリーダーにお願いします。
「お客様に地方を旅をしていただく、というまでいかなくても、東京の近くで朝造られた生菓子と、それと京都の老舗のお菓子が一緒のかごに入って、お客様が好きなように、好きな分だけお選びいただけるというのがお買い物の楽しさだと思います。そこが個人的にもお客様に伝えたい当店の魅力です。」
商品のご紹介にまいります。
京都・満月の阿闍梨餅(あじゃりもち)。
周りがもっちりしていて、中は粒あんがぎっしり入っているお菓子です。
阿闍梨と言いますのは比叡山の高僧、位の高いお坊さん。その阿闍梨のかぶる網代笠というもの。
そこからのネーミングです。都内では購入できるところが限られています。
多い日ですと1日約2000個ぐらい出ます。」
東京・向島 やまもとの長命寺桜もち(中央、上と中)。
「隅田川近くにお店がある、1年を通して扱っていますが、この時期にお客様の要望も高いです。
江戸っ子のお客様たちが好む、薄い焼き皮でこしあんを包んだものです。
特に今年は桜もち300周年だそうです。それも手伝ってか、例年以上にお客様のご要望も大きくなっています。
毎週木曜・金曜の11時頃入荷します。」
鎌倉・紅谷(べにや)のクルミッ子。
「週3回の入荷ですが、これもベストセラー的な人気があります。
クルミをいっぱい使った自家製キャラメルを、薄いクッキー生地でサンドしているものなんです。
女性のお客様にとても支持されているお菓子で、お電話でのお問い合わせも大変多い人気商品です。
男性のお客様も、周りの女性への気軽なプレゼントとしておすすめです。」
兵庫・神戸一番館のポームダムール。定番商品です。
「りんごの蜜漬けを、少しビターなチョコでくるんだお菓子です。
当店約400種類のお菓子のなかでも5本の指に入る、人気の高いお菓子です。」
東京・亀戸 船橋屋のあんみつ。
「火・木・土・日の週4回、午後の入荷です。
(取材日時は木曜・午後1時頃でした。まさに船橋屋さんが入荷されて、即売場に並べられました。)
カップサイズのくず餅入りあんみつです。手軽で、今日もお客様お待ちかねのお菓子となっています。」
全国各地からの茶席菓子のコーナー。
「お抹茶を立てない方でも使われる方が増えてきているように感じます。
いろいろなお店の上生菓子がここで詰め合わせできたり、食べ比べできるという魅力がありますので、おすすめのコーナーです。
1個250円から300円くらいで上生菓子がお選びいただけます。
とても可愛いものから美しい練切りまで、1つから楽しめます。
お客様の好きな組み合わせで決められる、というのが『売り』です。」
次回は菓遊庵さんの歴史について語ります。
菓遊庵
日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館地下1階
03-3241-3311(大代表)
営業時間 10:30~19:30
菓遊庵さんのホームページはこちら ⇒ http://mitsukoshi.mistore.jp/store/common/kayuan/
日本橋三越本店さんの ⇒ http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/