色とりどりの花びらを使って、地面に美しい絵を描くインフィオラータ。
中央区では、晴海のトリトンスクエアで毎年開催されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
先日、京橋で開催されているところに遭遇しました
こちらは東京スクエアガーデン前の広場。
京橋に暮らした歌川広重が描いた、「名所江戸百景」。
その中の「京橋竹がし」の図が見事に描かれていました。
竹の部分はカーネーションの茎が使われていて、質感やきっちりとした並べ方までもリアルに表現されています。
東京スクエアガーデンの満開の桜からこぼれた花びらが、可愛らしい彩となっています。
あいにくのお天気でしたが、ぱっと目を引く光景に、足を止めてご覧になっている方も多くいらっしゃいました。
そして、京橋エドグラン前の広場には、お神輿と町火消の図が。
江戸の町を火災から守るため、大岡越前によって作られた町火消。
現在の京橋に当たる区域は、二番組の「せ組」が置かれた場所だったそう。
町火消の名誉の象徴、纏(まとい)。
「せ組」の重ね駒形の纏が、白い花びらでひときわ爽やかに表されていました。
江戸の粋と誇りを感じる絵柄です。
このインフィオラータは、今年が第一回目の開催となる、「東京インフィオラータウィーク」の作品。
国内外から訪れるお客様をおもてなしするため、東京中に花びらで彩られたウェルカムカーペットを市民の手で創る、というイベントなのだそうです。
東京のさまざまな場所が会場となっています。
京橋の展示は4月8日から12日までとなっています。
美しい花びらの芸術、ぜひご覧ください